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民商(民主商工会)は、中小業者の営業と生活、諸権利を守り、経済的、社会的地位の向上をめざして運動をすすめています。
自らの帳簿に基づいて自分で税額を計算し、自分の責任で税額を決める「自主計算・自主申告」、金融対策や税金対策などに頭を痛める中小業者の悩みに応える「なんでも相談会」をはじめ、消費税増税反対・廃止、大型店の出店規制、商店街や地場産業の振興など、地域に根ざした中小業者の事業を守り発展させる運動に取り組んでいます。
会員は、主に従業員9人以下の小零細な商工業者であり、その業種は、建設業、飲食業、小売業、サービス業などさまざま。全国の都道府県に615の組織があります。
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1.主人公は一人ひとりの会員 |
民商会員は、おたがいに助けあい、団結してみずからの営業とくらしをまもっています。
一人ひとりの力は小さくても、団結すれば世論を動かす大きな力となって、中小業者を苦しめているものから譲歩をかちとり、要求を実現してきました。
民商は会員の総意にもとづいて、自分たちの力で会の運営をしています。すべての会員は対等平等であり、一人ひとり が民商の主人公です。
活動に参加してこそ、おたがいに民商のよさがわかるようになり、会員同士の団結をもつよくなります。 |
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2.民主的な運営 |
民商・全商連は中小業者の利益をまもりまじめに協力しあえるなら、どの政党や団体とも協力していきます。
商売をやっていると毎日のかせぎの方が気になりがちですが、日々のくらしは、時々の政治のあり方と深く結びついてい ます。このことを知ったおおくの業者は、政治をよくする運動にもすすんで参加しています。
民商・全商連は、共通の要求を実現するため政党や団体とも協力しますが、会員一人ひとりの思想や信条の自由、政党支持の自由は尊重され、政治活動の自由は保障されています。
選挙で、特定政党の候補者の支持や推せんを、組織として決めることはしません。
会員は会の方針や運営について、会議の中で自由に質問し意見をいう、役員をえらぶ、また自分がえらばれるという基本的な権利をもっています。
そして、商工新聞を読み、会議に出席する、会費と商工新聞代をおさめる、決めたことはおたがいに責任をもつことにしています。このような目的と性格の業者団体は、世界にも例がないといわれています。
わたしたちはこの運動におおきな誇りをいだいて活動しています。 |
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3.商工新聞中心の活動 |
全商連の機関紙である『全国商工新聞』は、全国の中小業者の悩みや怒り、会員や読者の要求を大切にしながら発展させる立場で編集されています。
税金問題ひとつとっても、わたしたちを苦しめている原因とたたかい、事態をかえて前進しようとする立場にたたないかぎり、要求を解決することはできません。商工新聞によって全国の活動からまなび、前進をはかっていく日常的な努力を大切にしています。 |
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4.班・支部を基礎にした運動 |
会の運営と運動は、班を基礎にしてすすめています。会員はすべて班に所属します。
班では、困っていること、ああもしたい、こうもしたいと思っていることなどを話しあい、意見や経験も出して協力しています。班会に出席して発言するのは会員の権利であり、みんなとはなしあうことで経営と生活の向上に役立っています。
班会の場だけでなく、近くの会員同士が助けあい、家族ぐるみでつきあいを深めれば、班の仲間が身近になり力強い味方になることができます。
全会員参加の班活動に参加するため一人ひとりが荷をわかち合い協力しあうようにしています。地域の要求や業種別の問題など、班だけでは解決できない問題をとりあげて運動するため、いくつかの班をあつめて支部をつくっています。会員の意見や要望は班・支部をつうじて会に反映され、民主的に運営されています。
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わきあいあいの川西支部の役員会。石黒支部長(左端)と役員のみなさん。
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