2022年08月のお知らせ

 

東福岡民商ニュース 『ひがし風』91号
原水爆禁止世界大会ナガサキデーに参加
「平和でこそ商売繁盛」をかみしめました
    宇野 和喜 会長

8月9日に長崎で開かれた原水爆禁止世界大会・ナガサキデー集会にウェブ参加しました。
 私が原水爆禁止世界大会の集会に初めて参加して(19歳のとき)50年です。
50年前に原水爆禁止世界大会に参加したころは、核兵器をなくすことなど本当にできるのかと思うこともありました。 しかし、国連で核兵器禁止条約が締結され批准国が60か国を超えて、初めての締約国会議も開かれました。締約国以外にもNATO加盟の国々をはじめさまざまな国がオブザーバー参加しています。また、ニューヨークでNPT再検討会議も開かれています。 
 原水禁大会に参加して、こうした世界の反核の運動の広がりを世界中の活動家や国連、外国の政府代表、運動体の代表などの声を聞くと核兵器をなくそうという声が世界に広がりつつあることを感じます。
 しかし、ロシアのプーチン大統領が核の使用を公然と口にするなど核の脅威も増しています。核兵器が存在することで抑止効果があるなどという人もいますが、抑止効果はないとロシアのプーチン大統領の言動で証明されました。
 ナガサキデー集会に参加して、腹立たしく思ったことは被爆国の、それも被爆地広島出身の岸田首相が核兵器禁止条約を無視し続けることです。
 核兵器を持つ国々と持たない国々との橋渡しをするとか言いますが、どのようにして橋渡しをするつもりでしょう。日本も核兵器禁止条約を批准し国際会議にも参加している、あなた方も核兵器をなくすために一緒に努力しましょうと呼びかけることこそ橋渡しではないかと思います。
 原水禁大会が始まるきっかけが、ビキニでの水爆実験で魚が売れなくなってしまった民商の会員の魚屋さんや寿司屋さんの署名活動が大きな役割を果たしました。民商の平和を求める運動に学び、「平和でこそ商売繁盛」を合言葉に核兵器がない世界、戦争がない世界を目指して行こうと集会で決意しました。

原水爆禁止2022年世界大会 「広島宣言」より抜粋
 今後の帰趨を決するのは諸国民の世論と運動である。我々は以下の行動に立ち上がるようよびかける。
――被爆者、核実験被害者の証言や原爆パネル展などヒロシマ・ナガサキの被爆の実相、核兵器使用の非人道的な結末を普及する活動を内外に広げ、核兵器の使用とその威嚇を許さない世論を構築しよう。国連と各国政府が、これらの活動を推進、支援するよう求めよう。
――核兵器禁止条約への支持・参加の促進をはじめ、核兵器廃絶をめざす世論を発展させよう。とりわけ核保有国や「核の傘」に依存する国々において、自国の条約参加を求める運動を強めよう。
――第 77 回国連総会、NPT 再検討プロセス、核兵器禁止条約締約国会議などを節目に、諸国政府と市民社会の共同を発展させよう。
――軍事費の削減、外国軍事基地の撤去、軍事同盟の解消、枯葉剤など戦争被害者への補償・支援と被害の根絶、平和教育の推進など、反戦平和の諸課題にもとづく運動との共同を発展させよう。
――「核兵器のない世界」を求める運動を、くらしと命、人権を守り、原発ゼロ、気候危機の打開、ジェンダー平等、自由と民主主義を求める運動など、あらゆる階層、世代の人々の広範な運動と連帯してさらに発展させよう。
我々は、被爆者とともに、そして未来を担う若い世代とともに、これらの行動の先頭に立つ決意を表明する。
ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒバクシャ 核兵器をなくせ!
   2022 年 8 月 6 日       原水爆禁止 2022 年世界大会

役員コラム 青年部総会の日程が決まりました
     丸目茂敏 青年部長
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
やっぱり夏は暑いですね〜
私は夏が嫌いで、季節がずっと冬がいいと思っているこの頃です……。
さて、お知らせ致します。毎年恒例になっております青年部総会の日程が決まりましたのでご連絡しますね。
10月14日・15日に別府で行います。泊まり掛けになるのですが、楽しい総会を心がけますので当事者の方は出席をお願いいたします。また後日に書面で連絡致しますので、その際は確認のほどお願いいたします。
数多くのご参加お願いいたします。
(2022.8.22[Mon])

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