2022年10月のお知らせ

 

東福岡民商 『ひがし風』92号
私は国葬には絶対反対です
それで国葬に反対する集会に参加しました
宇野 和喜 会長

9月27日に安倍元首相の国葬が行われました。
 国葬には多くの国民が疑問を持ち、世論調査でも過半数が反対という結果が出て、賛成を大きく上回るという結果が報道各社で出ていました。
 私も安倍元首相の時代に2回にわたって行われた消費税増税で整体業が大変な状況になりました。複数税率の実施を理由にしてインボイス制度でをつくるなど中小企業や自営業者、フリーランスにとって廃業の危機を作り上げていることは許せません。
 それで、9月23日(祝・金)に総がかり実行委員会主催で開かれた『9・23 命と尊厳を守る!福岡県民 天神スタンディング 安倍元首相の国葬ダメ!』集会に参加しました。
 集会には国葬を許すまいと市民団体・労働組合・女性運動や青年運動の団体、立憲野党のみなさん、自営業者を中心とする福商連(民商の県連合会)とさまざまな団体がのぼり旗をなびかせて集結していました。(全体参加300人)
 県民集会の主催者のあいさつ、労働組合や女性の団体など私たちがいかに安倍内閣に苦しめられたかと現場からの報告がありました。
 それに続き立憲民主党からのメッセージの紹介、日本共産党・社民党・ネット福岡・緑の党などの政党があいさつで決意表明されました。
 集会後は天神で街頭に立ち「国葬を許すまい」と買物客などに訴えました。
 「国葬」は強行されましたが、安倍元首相が残した国民無視の政治に国民の怒りは大きく強く広がっています。自民党の幹部が言うように時間が経てば国民の怒りは静まることはありません。自公の政治に対し、労働組合や中小企業、市民、立憲野党の共闘した運動が進むように力を合わせ輪を広げていくことが必要ですね。

集会参加呼び掛け
7年8か月続いた安倍政権のもとで、経済格差が拡大し、貧困が深刻化したのは紛れもない事実であり、数々の悪政を「国葬」によって美化されるのは許せません。
 歴代内閣が憲法9条に照らして認められないとしてきた集団的自衛権を閣議で一方的に認め、憲法違反が強く指摘される安保法制・戦争法を強行して、アメリカの戦争に自衛隊を参加させる「道」をつけ、武器の爆買いを繰り返して軍事大国化に突き進みました。
 森友学園・加計学園疑惑や、桜を見る会疑惑などで行政を私物化し、公文書の隠蔽、廃棄や統計情報改ざんなど、官僚組織に忖度と服従を強いたのも安倍政権でした。霊感商法などで多くの被害を出した「反社会的勢力」と呼ばれる団体との関係も指摘されています。
 福島の原発事故の反省に立たず原発再稼働を推し進め、核兵器廃絶を求める被爆者の声を無視して、核兵器禁止条約に背を向け、世界から立ち遅れた人権状況、とりわけジェンダー平等の課題にも背を向け続けました。
 こうした悪政を受け継いで憲法改正=「壊憲」を狙う岸田政権が政治利用するために、国権の最高機関である国会の論議もなしに法的根拠のない「国葬」を決定することは、憲法違反で断じて許されません。

禰屋さんは無実だ! 福岡の会総会で勝利を目指す決意

9月21日18:00から、博多市民センターで『倉敷民商事件・無罪を勝ち取る福岡の会』の第7回総会が開かれました。
 倉敷民商の禰屋さんに対する法人税法違反ほう助の裁判は一審で有罪とされました。上告して一審が破棄され差し戻されると差し戻し審が5年にわたって開かれない(開けない)状況が続いています。現在の裁判の状況について千田卓司弁護士から報告が行われました。
 総会では活動報告・方針案、決算報告、新役員が提案され大きな拍手で採択されました。『ひがし風 学習資料版』で千田弁護士の報告を掲載します。 

役員コラム (根)抵当権抹消に関して
司法書士 八尋信義 常任理事

 最近、続けて「抵当権抹消」についての相談を受けた。
 相続に関連して「10年以上前にローンは終わっているのに抵当権が残っている」など、普段は「登記事項証明書」など見ないので気に留める方は少ないのでは?
 「抹消手続きを自分でやろう」とする場合、住宅金融公庫が住宅金融公庫が住宅支援機構に変更になった程度なら特に問題はないだろう。
 とびうめ信用組合と福岡県信用組合では、合併による(根)抵当権の「移転登記が必要」で、少し難しくなる。
 中には「抵当権者」が倒産し、会社解散・清算人の登記がなされていたりもする。清算人に連絡がつけばよいが・・・
 いづれにしろ「完済したローンは、早めに抵当権抹消すべき」と思う。
 一度は、登記事項証明書を確認されてはどうだろう。
(2022.10.11[Tue])

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